1年ほど前のある日、ふとにぼし食堂のご飯を玄米にしてみたらどうだろう、ということが頭をよぎりました。
玄米はカルシウムやリン・鉄などのミネラルや、ビタミンが白米よりも豊富に含まれています。
参考: http://www.sasanishiki.com/genmai.html
また、玄米だけでご飯を炊くんじゃなくて、どうせなら食物繊維の多い大麦も混ぜて炊いたら面白いんじゃないかとそのとき思いました。
参考: https://www.maruyanagi.co.jp/mochimugi/nutrition/
いきなり主食が変わってびっくりするといけないので、とりあえず夫に相談することにしました。
にぼし「うちのご飯玄米にしてもいいかな」
こしあん(夫)「いいよ」
にぼし「あ、玄米と大麦を混ぜて炊いてみたいんだけどそれでもいいかな」
こしあん「いいよ」
なんというあっさりしたやりとり。
そんなわけでさしたる紆余曲折もなく、今は玄米と大麦を混ぜて炊いたものをにぼし食堂の主食にしています。
今日は、実際に玄米と大麦を混ぜたものを炊飯器で炊く方法や、玄米と大麦の買い方、保存方法などについても解説します!
炊き方をすぐ読みたい!という方は、目次の「3.玄米・大麦混ぜご飯を炊く方法」からお読みください。
玄米・大麦を買う方法
まずは玄米と大麦を買うところから始めましょう。
玄米・大麦混ぜご飯に使う玄米
玄米は5kgの袋で買います。5kgだと2,500円くらいが相場でしょうか。
その年の新米を食べたいというちょっとしたポリシーがあって、いつも新米を買っています。
ちなみに5kgのものを買う理由としては、
- 2kgだと意外とすぐ食べきってしまう(1回約300g消費するため、7回炊いたら終わり)
- 10kgだと移し替えるのが大変だし、ストックする場所に困る(後で紹介するように、大麦も同じ大きさのものを買うため、計20kgのお米はスペースをとるし重い)
という理由によります。
さすがにスーパーで買うと重いので、Amazonや楽天などの通販で買うようにしています。
玄米・大麦混ぜご飯に使う大麦
こちらは、押麦(つるむぎ)5kgを買っています。
この1年間お世話になっている大麦(押麦)です。
押麦は、うるち性の大麦を押してつぶし、水を吸いやすいよう加工したものです。
こちらも5kgの袋で買う理由は玄米と同じです。 ただし、大麦の方が粒が軽い分、玄米よりも少々かさばります。
玄米・大麦の保存方法
玄米・大麦ともに、買ったらまずこの手順で米びつに移し替えています。
- 新品のポリ袋(45L)を2枚用意する。
- 袋の口を開けて1枚をもう1枚の中に入れる(二重にする)。
- 二重にしたポリ袋を米びつの中に入れる☆。
- ポリ袋の中に米を流し入れる。
- 防虫剤を放り込む。
- 袋の口を一重ずつ結んで閉じ、米びつの蓋を閉める。
☆ポリ袋を二重にして米びつに入れると、こんな感じです。噴水みたい。

使っている米びつ
見たまんま、米。圧倒的わかりやすさ。
かわいくてシュールなので迷わず買いました。 ちなみに計量カップがついてきます。
色違いで2個購入し、茶色を玄米用、青を大麦用に使っています。

ただし、ゴムパッキンなどはついておらず密閉できる容器ではないので、ポリ袋の口をしっかり閉じてから蓋を閉めるようにしてください。
使っている防虫剤
防虫剤は米唐番(こめとうばん)を使っています。
中のキャップを開けるだけですぐ使え、お米にポイっと入れるだけで使えるので重宝しています。
交換のタイミングがわかりやすい(=中の赤いゼリー状の物体がなくなったとき)のもいいところです。
玄米・大麦混ぜご飯を炊く方法
ではいよいよ玄米・大麦混ぜご飯を炊いていきます。
これから説明する手順で炊くと、にぼし食堂の3.5合炊きの炊飯器でぎりぎり炊ける分量になります。お弁当の回数にもよりますが、最低週1回、多くて2回炊飯します。

炊飯器は上京するときに買って、もう十年選手。年季を感じますね・・・
いつもありがとう炊飯器!
玄米・大麦をそれぞれ計量する
玄米と大麦を計量カップで計ります。
当初は玄米:大麦=2:1の割合で炊こうと思ってきっちり計量していたのですが、今はもうちょっとお手軽にと思い粒の重い玄米は小さい計量カップ、大麦は大きい計量カップを使って計量しています。すなわち、
- 玄米を、炊飯器についてきた小さめの計量カップですりきり1杯(約150g)×2回
- 大麦を、米びつについてきた大きめの計量カップですりきり1杯(約140g)
計量し、炊飯器に入れます。


吸水させる
玄米と大麦をジャーに入れたら、水を3.5合の目盛りまで注ぎます。

白米はお水を入れてすぐ炊飯ボタンを押せば1時間以内には炊けるのですが、玄米・大麦混ぜご飯は十分に吸水させてから炊く必要があります。
吸水時間は、冬場だと半日ほどみています。
- 朝炊く場合は、前日の夜に吸水開始
- 夜炊く場合は、当日の朝に給水開始
夏場はもう少し短め(お昼に吸水開始→夜炊飯)でも大丈夫そうでした。
すぐに炊かない場合は、1回分ずつビニール袋に入れて冷蔵庫で保管しておくと、次炊きたいときに便利です。

炊飯する
時間になったら炊飯します。 白米コースで炊いてOKです。
炊きあがり時間を予約しておくと忘れなくてすみます。

炊けました!
炊けるとこんな感じ(写真右)で、ほんのり茶色になります。
玄米・大麦混ぜご飯はどんな味?
食感
水分は少なめでぱらぱらとしています。粒が大きく、お米以上に「米粒を食べている」という感じがします。
決して硬いわけではないのですが、噛みごたえがあります。
香り・匂い
白米が炊けるにおいとはちょっと違う、香ばしい香りがします。炊きあがり直前のいい匂いがキッチンに広がると嬉しくなりますね。
味
お米のようなふんわりとした甘さとは違いますが、噛むほどにうまみを感じます。
どちらかというと、濃い味付けのおかず(豚の角煮など)に合う気がするので、おかずの調味料の使い過ぎに要注意かなと思っています。
玄米・大麦混ぜご飯を食べるメリット
健康上のメリットは?
先にも少し紹介したとおり、玄米・大麦混ぜご飯にしたからには、ミネラル・ビタミン・食物繊維が白米のときよりはるかに多く摂取できていることになります。
…が、正直なところ、体への影響はあまり実感できていません。。
人によっては玄米でお腹を壊す(消化吸収がよくないため)場合もあるそうなので、もしおかしいなと思ったら混ぜご飯はやめたほうがいいかもしれません。
生活習慣上のメリットは?
健康上のメリットは実感できていないのですが、生活習慣の面からみると明らかにメリットがありました。
それは、食べるのがゆっくりになること。
玄米・大麦混ぜご飯は白米ほど粘り気がないので、お箸ですくい上げるときに大きな塊をつかむのは難しいです。
スプーンやれんげのようなものを持って食べる場合でなければ、何粒かずつゆっくり食べていくことになります。
食べすぎや血糖値の上昇を防ぐ、という効果は感じられていて、例えば
- 職場でお弁当を食べた後は、外食したときと比べると眠くなりにくい
- 外食と比べてお弁当は量が少ないが、すぐおやつがほしくならない
という良さがあるのを感じています。…こうやって書くとなんだか子どものようですね。
(効果には個人差がありますので、ご了承ください。)
おまけ:白米はストックしている?
もともとあった白米を食べきるタイミングで玄米・大麦生活に切り替えたので、しばらくは白米のストックをしていませんでした。
…が、鯛めしやパエリアを作るときは混ぜご飯よりも白米が向いていそうなので、白米いるじゃん!ということになり、2kgの白米を買ってきました。
白米は無洗米(とがなくていいお米)を買っておくと、大変楽です。
また、
- 万一のときの備蓄食品として
- 疲れて自炊する気にならないときのために
レンチンできるご飯パックも一応確保しています。

このような事情で玄米・大麦混ぜご飯を主食にしているにぼし食堂。
これからもゆるゆるとご飯を炊いていきたいと思っています。


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