毎週末のつくり置き記録、第三弾です。
前回のつくり置きはこちら。
前々回はこちら。
2020年2月9日週(日曜日の日付でカウントします)もつくり置きをしました。ラインナップは以下の面々です。
- チキントマト煮込み
- 豚こまと白菜の煮物
- 鶏もも唐揚げ ごま衣
- にんじんきんぴら
- ほうれん草のおひたし
- たらのソテー
- 味玉

このうち、チキントマト煮込みを土曜日の夕方に、その他は日曜日の昼につくりました。
今回も、準備~買い出し~調理の流れを書いておこうと思います。
つくり置き冬の陣③準備の巻
準備その1:家にある食材で消費したいものをピックアップ
今回もまず、「消費したい食材」をチェックします。
- 余らせている食材、大量に残っている食材はないか?
- すぐに使ったほうがいい食材や、賞味期限切れの食材はないか?
先週のつくり置きと同じ手順を踏んでいるのですが、改めて考えてみると、これってサルベージ・パーティの準備と同じなんですよね。
ちなみにサルベージ・パーティって何?ということに関しては、昨日の記事で解説しているのでご覧ください!
今回のサルベージ(救出)したい食材はこんな感じです。
- 小ぶりのじゃがいも:実は先週買ったけどつくり置きで使わず(シチューに使おうと思ったけど他の具が多くて使うのを断念)…。芽が生えてきた。
- 強力粉とベーキングパウダー:先週、賞味期限切れのイーストを見つけたのだが、そのさらに奥を捜索したら見つかった。ひえー!
- 酢がきのたれ:先月だったか、牡蠣を買ったときに一緒に買ったが、存在を完全に忘れていた。こういうのって、量は少なくても余ってしまうんですよね。賞味期限はまだ先だが、要注意食材なので今回使います。

準備その2:買いたいものをイメージして書き出す
前の手順で見つけた「じゃがいも」「強力粉とベーキングパウダー」「酢がきのたれ」だけでつくり置きを成立させるのはちょっと無理があります(この3つを組み合わせるのはハードルが高すぎます)。
なので、これらといっしょに調理して、確実に消費できるような食材を補うことを考えます。
- じゃがいもは何か煮物にしたい。2週連続シチューというのもちょっと面白くないので、トマト缶と鶏肉、他の野菜を買ってチキントマト煮込み的な何かを作ろう。
- 強力粉とベーキングパウダーはパンかお菓子にしよう。家にあるもので作れそうなので、これについては買い出しなし。
- 酢がきのたれの成分を見るに、普通にポン酢のように調味料として使えそう。よく作る「かぶと豚バラの柚子胡椒煮」のような、簡単な和風の煮物のおかずにしてみてはどうだろうか。→かぶor大根or白菜 と 豚バラorそれに類する肉を買いたい。
また、作るもの全体のバランスや彩り、量などを見て、必要なものをピックアップします。
- 緑色要素として、葉物野菜。先週は買えなかったので今度こそ。
- 魚を何か1品。安い食材を見繕って買いたい。
- よく作るにんじんきんぴらのためのにんじん。
- よく作る味玉のための卵。バレンタインも近いので、10個パックがよさそう。
準備その3:スーパーへ買い出しに行く
買い出しに行きました!実際に買った食材はこんな感じです。
- たら(魚)が安くてきれい!フリットにしたらおいしそう。1パック2切れ入りを購入。
- にんじん、玉ねぎを購入。
- 和風煮物要員として白菜を購入。
- 期待の葉物野菜、ほうれんそうを購入。
- 卵10個パックを購入。
- 鶏もも肉が安いので、2枚入りを買う。1枚はチキントマト煮込み用に使いたいが、もう1枚は唐揚げにすることを思いつく。しかしその場合、「たらのフリット」「唐揚げ」と揚げ物がかぶるので、たらは他の方法で調理することにする。
- 和風煮物要員として豚こま切れ肉を購入。
買いたいものはまあ買えたかな、というのが今回の買い出しの感想です。
買い出しを終えて家路につく途中で「そういえば、たらにパプリカパウダーを振って焼いた料理、何かのレシピで見たな…スペイン料理だっけ?」ということを思い出し、たらはソテーにすることに決定しました。
つくり置き冬の陣③調理の巻
調理その1:スコーン(失敗作)
強力粉とベーキングパウダーでスコーンを焼いたのですが、ちょっとモチッとして、ほのかにフワッとして、ほどよい弾力とクリスピーさのある謎のお菓子に仕上がってしまいました。

「まずくない・・・まずくはないんだけど・・・・・君はいったい誰なんだ」と問いかけつつ、向こう数日の朝ごはんにすることにしました。
調理その2:チキントマト煮込み
気を取り直してチキントマト煮込みを作ります。
- 鶏もも肉2枚、にんじん、じゃがいもを一口大に切る。玉ねぎはくし切りにする。
- 鶏もも肉のうち1枚分は、袋に入れて醤油、しょうが、にんにくでもんでおく。
- ストウブを熱して鶏もも肉を焼き、野菜を入れて炒め、水と白ワインで煮る。
- トマト缶、オレガノ、バジル、黒胡椒、にんにくを足してさらに煮込んで出来上がり。
4の手順で多めにスパイスを入れたので、意外とパンチのある味に仕上がっています。
調理その3:6品調理は「最初の一手」を決めておくとラク
明けて日曜日、あとの6品を作ります!
- 豚こまと白菜の煮物
- 鶏もも唐揚げ ごま衣
- にんじんきんぴら
- ほうれん草のおひたし
- たらのソテー
- 味玉
ちなみにつくり置きを開始する直前って、「今から6品もつくるのかーちょっとしんどいなー」と思うこともあるのですが、最初の手順として何をやるかを決めておくだけでけっこう心がラクになります。
そして、その最初の手順にするべきなのは「きわめて簡単なこと」だといいと思います。
私の場合は「小鍋にお湯を沸かす」が一手目になる場合が多いです。味玉用のゆで卵を作るためのお湯ですね。
小鍋出して、水をじゃーっと注いで、コンロにかけて点火!これだけなら数秒で終わるし、何の工夫もいりません。最初の一手を簡単なものにしておくことで、同時調理にぐっと取り組みやすくなります。
前置きが長くなりましたが、調理を開始します。
- 小鍋にお湯を沸かす。
- たらに塩を振ってしばらくおく。
- ほうれん草を洗って約5cmの長さに切り、耐熱ボウルに入れて塩を振り軽く混ぜる。
- ほうれん草をレンジにかける☆1。
- にんじんの皮をむき、きんぴらピーラーで細長く切る☆2。
- お湯が沸いたら卵を7分ゆでる。
☆1 おひたしにするほうれんそう、鍋でゆでるよりもレンチンの方がラクだし栄養も逃げにくいということに気づき、最近はこうしています。
☆2 つくり置きに欠かせないアイテム、きんぴらピーラー。

もうこれがなかった頃には戻れません、というくらい便利です。刃がするどいので、扱うときは気をつけてくださいね。
調理その4:つくり慣れたおかずをテンポよく進める
続きの手順です。
- 白菜を約3cm幅に切って両手鍋に入れ、その上に豚こま切れ肉を置き、水と酒を注いで煮る。
- ほうれん草を耐熱ボウルから出し、軽く絞って保存容器に入れ、めんつゆをかける。⇒1品目完成!
- 耐熱ボウルを軽く洗ってにんじんを入れ、3分チンする。
- 卵がゆであがったら冷水にとる。
- 卵をゆでた小鍋を軽く洗って水少々、昆布を入れる。
- たらを洗って塩気をおとし、表面に小麦粉をつける。
- フライパンを熱してバターを入れる。
- にんじんの荒熱がとれたら薄口醤油・ごま油・カンタン酢で和え、白すりごまをかけて☆3保存容器に移す。⇒2品目完成!
- たらをフライパンで皮目から焼く ☆4 。
- 卵の殻をむき、ジップロックに入れる。
- オーブンを180度に予熱する。
- 昆布が水を吸ってやわらかくなったら小鍋に砂糖、醤油、酒、みりんを入れて火にかけ、煮立ったらすぐ火を止める。
- 小鍋の荒熱がとれたらゆで卵を入れたジップロックにそそぐ。⇒3品目完成!
ほうれんそうのおひたし、にんじんのきんぴら、味玉が完成しました。どれもつくり慣れたおかずなので、わりと無意識で進めています。
にぼし食堂のにんじんはきんぴらと言うべきなのか、にんじんしりしりと言うべきなのかいつも迷っています。
☆3 すりごまはかけすぎるくらいかけたほうがおいしいです。おかげでにぼし食堂のすりごまの消費の速さはなかなかのものがあります。
☆4 たらは表面だけフライパンで焼き目をつけて、あとはオーブンで火を通すことにしました。にんじんと選手交代でオーブンを予熱します。
調理その5:たらはオーブンに任せ、唐揚げを一気に仕上げる
残りの手順です。
- 白菜と豚こま煮物は塩・醤油で味を調える。⇒4品目完成!
- たらは耐熱容器に入れ、パセリとパプリカパウダーをふりかけてオーブンで6分焼く。⇒5品目完成!
- 小鍋を洗って火にかけて乾かし、サラダ油を注ぐ。
- お椀に黒ごまと片栗粉を入れ☆5、醤油をもみ込んだ鶏もも肉にまぶす。
- 鶏もも肉を揚げる。⇒6品目完成!
最後は一気に唐揚げを仕上げました。また、手順には書いていませんがこのあたりから後片付けも佳境です。
☆5 ごまはにんじんのきんぴらとかぶらないよう、黒ごまを使いました。先週のあおさよりは肉につきやすく、見た目にも結構インパクトが出ます。
というわけで、つくり置きが完成しました!

つくり置き冬の陣③反省会
次回のつくり置きに活かすため、反省会をしておきます。
- 強力粉がまだ残っている…次はパンを焼くことを検討。
- チキントマト煮込みのじゃがいもが煮ているうちに消失。煮崩れしたか。
- たらは大きな耐熱容器を使っておけば最初からオーブンで焼き始められたと思う。無印か野田琺瑯のホーロー容器は買ってもいいかもしれない。
来週もまた頑張ります!
コメント